市場調査会社と市場調査の集計と分析


市場調査会社とは何か?の話。
市場調査を事業内容としている会社は数多くあります。
市場調査と言っても調査できる分野は無数にありますので、市場調査会社にもそれぞれ得意としている専門分野があります。
業務としてどこまでできるのかも市場調査会社によって様々ですので、数多くあるのも不思議ではありません。

企業などが市場調査会社の利用を考える場合、どの会社を選ぶのかは難しいことです。
一言に市場調査会社と言っても、それぞれが持つデータベース量や調査方法には違いがあります。
1つは、大きなデータベースを持っている会社などで、その数値をベースにした分析した情報を提供する形式です。
もう1つは、大きなデータベースを持っていない会社などで、主に調査対象に直接働きかけ(アンケート・ヒアリング等)情報の収集と分析を行うという、調査代行に近い形式です。
どちらの形式を利用するかによって、出てくる結果に大きな違いが出てくることは間違いありませんので、双方の特徴を理解した上で、目的に合った会社を選択することが大切です。

更に、市場調査会社を選定できたら全て丸投げして終了ではなく、こちらの調査目的や内容、背景などを正確に伝えなければなりません。
良い調査会社を選択できたとしても、調査目的が正しく伝わっていなければ、こちらが期待しているような調査・分析結果が出てくることは考えられません。
市場調査実施において、その目的・内容の明確化は大切ですが、調査会社に委託する場合でも全く同じです。
このような肝心な部分が欠けているため、的確な調査・分析がなされないケースが多くあるようです。

市場調査の集計と分析の話。

市場調査が実施された後は、調査データを集計します。
持ち帰られた調査データは、主に2種類の性質のデータに分類されます。

その1つは、数値で集計・分析することのできるデータです。
このデータのことを、「定量データ」と言います。
企業などの事業活動においては、この定量データを基に経営判断するものなので、市場調査の上で最も大切な情報と言うことができます。
アンケートなどの調査票の質問が、いくつかの選択肢で選ばせる形式のものが多いのは、定量データの方が集計し分析しやすいからです。
アンケートのほか、例えば商品別・店舗別の売上データや顧客の属性情報(性別・居住地域・職業など)なども定量データに当たります。

もう1つは、定量データ以外の文章・画像・音声・映像などのデータです。
これらのデータのことを、「定性データ」と言います。
定性データは、定量データのような集計・分析ができないため、経営判断など比較的大きな結論を出すための材料としては不向きなものです。
経営者よりも、顧客に密接して市場調査を仕事としている、マーケターと呼ばれる職種の人が大切にする情報です。

集計が終わると、次は定量データの平均値や分布などを見る分析に入ります。
分析の方法によっては、思いもよらぬ事実を発見することができることもありますが、市場調査の集計を分析することは、一般的に難しいと言われ、分析者の判断力によってその結論が大きく左右すると言われています。
集計された定量データ・定性データを分析する方法として、ソフトウェアなどを使う方法もあるようです。

市場調査の本来の目的はその分析結果を活かすことにあるため、市場調査そのものよりも、事前の目的の明確化や事後の活用の方が難しいようです。
【2008/01/30 08:08】 | 市場調査 | page top↑
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